製品技術情報

精密板金によるプロジェクタのレンズの受け

投稿日: 2015/04/17

製品例

製品概要

コバールという熱膨張係数が硬質ガラスとほぼ同じ値の材料を使う事により、熱による材料の伸び縮みを抑えることができ、プロジェクタランプによる熱影響を受けにくくし、長時間使用時のピンボケを抑えることができる。
難加工材と呼ばれる材料の一つであるが、レーザによる切断と曲げ加工の組み合わせで、製品への搭載を実現した。

加工技術ポイント

材料の物性を活かした機能板金。コバールは切削加工がしにくい難加工材だが、レーザ切断と曲げ加工による精密板金で製品化を実現した。

熱膨張係数(×10-6/K)
コバール 5
SUS304 17.3
A5052 23.8
* 値が小さいほど温度変化に対する変形量が小さい

製品の主な使用用途

プロジェクターのレンズの受けなどの熱膨張係数が低い材料特性を活かせる部品

対応可能加工サイズ

t=1.0
50/lot
手のひらサイズ

材質
コバール

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